影響

 

hiphopを聴くようになってそろそろ2年くらい経つ。ペーペーなのには変わりはないけど、自分の好きな音楽がどんなものなのかは少しずつfixされてきているような気がする。

 

hiphopを聴き出した一番最初のきっかけは、錦織圭nujabesを試合前に聴くという記事を読んでからだったように記憶している。

nujabesはjazzyなトラックを沢山つくってて、作業用BGMって感じにして聴き始めた。すごくこころが穏やかになって良かったし、いまも一番好きなアーティストは?って聴かれたらhiphop界隈なら彼の名前をあげる。

特に好きなのはLuv sicのpart4。歌詞の日本語訳を見てからなおさら好きになった。季節の歌。うつくしいな、とおもう。聴いてみてほしい。

 

つぎの強いきっかけはバトルだとおもう。

フリースタイルダンジョンとか、高校生ラップ選手権とか、そこらへんをyoutubeで動画を漁っておもしれ〜ってなった。最初は韻とかわからなかったし、もはや聴き取れないしで、字幕つきのものを見てたけど、客の沸き方とかで「あ〜、なんか今韻踏んだんだな」とかを感じてたのしんでいた。

いまでもバトルは良く見るし、最初は苦手だったアウトローな感じのラッパーも、芯のブレてない、人をハメたりとかそういうダサいことをしない人たちのことは好きになった。hiphopはその人の生き方とか、スタイルとかそういうのを反映している(らしい)から、だから、それを感じられたときって、なんかすごくうれしくなるし、すごく人として好きになる。hiphopの良さって、これか〜、ってバトルを通して知れた。

 

じつは、最近febbっていうラッパー(トラックもつくる)が死んじゃったんだ。

10代ですごいアルバムをつくっちゃって、ほんとうに格好良いんだけど、すごく才能があって、音楽への愛情がすごくて、沢山レコードもってるみたいな、めちゃくちゃ聴きこんでて、知識もすごくて、愛らしいキャラクターで、地声がエロくて、そういう人なんだけど。

なんで死んじゃったのかなっておもう。まだ24歳だよ。この先、まだまだ音楽つくれたのになって。

それよりも、なんか人としてすごく好きになってたんだとおもう。彼が死んでから、彼のものに沢山触れてみて、なんか、死んでからなのに、もう遅いのに、好きになっちゃってたんだとおもう。

だからすごくかなしくて、愛おしい人をなくしてしまったような、そういう気持ちでいるのは甚だおかしいんだけど、そういう風な心境でいるから、めちゃくちゃに泣いてしまった。明日、目が大変なことになってそうで不安なんですけど・・。

 

まあ、だからなんだって話なんだけど。

ライフスタイルを示している彼らは格好良くて、わたしの人生に少なからず影響を与えてくれていて、わたしも芯の通ってて、なにかに愛を傾けて、そういうじぶんを格好良いぞ〜ってじぶん自身が認めてあげられるようになりたいなって、おもった。