移ろい


季節が変わった。 おもわず毛布を出してしまったが、この先もっとさむくなるのに、こんなはやくに毛布を被って良いのか葛藤した。 とてもあたたかく、安眠できたので結果オーライということにしようとおもう。


大学の購買の近くにある金木犀は、小さなオレンジ色の花を散らせ、また香りを感じられるのは来年の今頃となる。 なんだかそれが寂しくて、金木犀の香りをミミックしたコロンを購入した。 自分の好きな花の香りを、自分が纏っているということに少しばかりの恥じらいはあるが、毎朝指にコロンをおろすときはうれしさがこみ上げてくる。

冬はマフラーにも香りをつけることができて、顔をうずめればいつでもその香りを感じられるので良い。 すこしだけ冬が待ち遠しくなる。


そういえば、紅葉し始めた木々を見ていると、上の方から順に色が変わっていくのが分かった。 日照時間が関わってるのかな。 なんか陽が当たらない方から紅葉しそうな気がしてたから、すこしびっくりした。 なぜそうなのかあとで調べてみようっと。


季節の移ろいを感じられるときは、こころにゆとりがあるので良い指標だなとおもう。 電車から見える森の木が、緑だったり黄色だったり赤だったりして、「信号じゃん」となった。 きょうは久しぶりに古着屋に寄るので、あたたかいフリースを1着購入できれば良いなとおもう。